"アムウェイ"に勧誘されて彼女たちが失ったもの
こんにちは、うかまるです。
僕の彼女がアムウェイの勧誘をされまして。
仲の良かった女友達からの勧誘だったようですが、それをものすごく悲しんでいまして。
今回はそれについて言及していこうかと。
誤解を恐れずに言うとアムウェイ自体は悪ではないと僕は思っているのですが、それも踏まえてなぜこういった悲劇が起きたのかを伝えると共に、なるべく同じような事が起こってほしくないなという願いを込めて、書きたいことを書いていきます。
ちなみにアムウェイを推奨とか反対とか、そういった二元論のお話ではありませんので。
よろしくお願いします。
結論と言いたいこと
冒頭でも述べたように、僕はアムウェイ自体に関して"名前を聞いただけで虫唾が走る"ような嫌悪感は持っていません。
別にアムウェイを推奨しているわけでもないです。
例えばスーパーの洗剤コーナーで、LIONや花王、P&Gといった会社の製品が陳列されていても、選ぶ理由こそあれ見ただけで嫌になるような嫌悪感を普通は抱かないと思うんですよ。
もしアムウェイの製品が一緒に陳列されていて、用途を満たし、値段も安くて品質も良ければ買う可能性だって大いにあり得ます。
僕の価値観はそんな感じです。
でも、今回の件を聞いた時には虫唾が走りました。
一言でまとめるなら、言っている内容が薄くメッキだらけの言葉を使いまくり、「誰よりもあなたの幸せを願ってる」という使いどころさえ間違えなければ涙すら誘えるワンフレーズを使って僕の彼女を馬鹿にしたからと感じたからです。
(今気がつきました。すみません、僕はどうやら怒っているので書き殴りたいみたいです。本音はこれですね。もちろん、同じような目にあって欲しくないからって気持ちもありますが、彼女を悲しませた怒りの方が全然強かったです。だからここから書き殴ります。)
まず、彼女の友人と僕は顔も知らない全くの無関係で直接的な利害関係はありません。
その友人がアムウェイを続けようと続けまいと知ったこっちゃないです。
僕の生活に1ミリも関係がないので。
ですが、そのやり方やマインドで今後彼女に接してくるのはやめてください。
誰よりも幸せを願っているという行為で、自分含め誰の幸せも願っていない結果に結びつくからです。
件のあらまし
特定が出来る様にしてあーやこーやをするつもりもないので、要点だけ書いていきます。
- 元々アムウェイの勧誘と言われず、ただの遊びのお誘いだった
- 久しぶりの再会だが、出会ってから別れるまでひたすらアムウェイビジネスの話だった
- 綺麗だが薄っぺらい言葉を並べ立てた誉め殺しにあった
- にも関わらずワリカンだった
- 喫煙禁止の路上でタバコを吸い始めた
なぜ怒っているかを要点別に話す
出来るだけ事実だけを要点化したつもりです。
一応、上から下に時系列で並べてます。
”アムウェイ”の勧誘と言われず、ただの遊びの誘いだった
この時点で負い目が見てとれます。
後々の勧誘の時点で”アムウェイの製品は、他より優れていて使うべきものなんだ"的な自信に満ち溢れた言葉を頂戴したようですが、そんなに自信があるのであれば騙すようなことをせず真っ直ぐに「勧誘したい旨」を伝えるでしょう。
騙さないと聞いてくれないと思ったからそう行動したのでしょうが、その時点で友人はもっと今やっていることに懐疑的になったほうがいいように思えます。
アムウェイという単語はネガティブに捉えられる可能性が高いので出さずしてなんとか勧誘の場に連れ出そうという魂胆が見え見えなんですね。
友人だと思っていた人からそれが見えた時の悲しさと言ったら言葉にできないものがあります。
こちらからすると、交遊関係を自分の財布だと思っているのでは?と疑わざるを得なくなってしまうのですよ。
久しぶりの再会だったが、出会ってから別れるまでひたすらビジネスの話だった
友人と久しぶりの再会と言えば、やっぱり思い出話に花を咲かせたり、今の状況を語り合ったり、たわいのない話をしたいじゃないですか。
実際、そんなことを彼女は僕に話しながら楽しそうに玄関で靴を履いていたので。
で、利害関係にあるわけではないので、腹を割って好きに話し合えることができるのが友人の良さだったりするわけです。
誰も最初に「アムウェイビジネスの話をしよう?」なんて誘われてるわけではないのです。
これは話をするなと言っているわけではなく、話す前に、相手はそもそもそれを望んでいない可能性も念頭に入れねばなりません。
ただでさえ事前に伝えずぼやかして誘っているわけですからね。
で、蓋を開けてみると終始その話で終わったわけです。
一応、彼女もめちゃくちゃ暇ではないので時間をとって会いに行ってます。
交通費も払って、やりたかった予定をずらして会いに行っています。
そういったところを全て無視して自分の都合でしか行動していないんですよね。
そういったビジネスはキツかったりするので、あまり余裕がなかったのだろうと推測はできますが…。
しかし、何度も出しますが"あなたの幸せを誰よりも願っている"なら、その人の気持ちになって考えることはそう難しくないと思いますし、自分本位な行動にここまで終始徹するわけはないと思ってしまうんですよ。
となると…話していてもやもやっと違和感を感じ始めるんですね。
彼女からすれば、友人の言行不一致なこの言葉は「こんな感じの言葉をかけておけば喜ぶんじゃない?」的な軽く考えられている思考が見えてしまい、結果として、逆にめちゃくちゃショックを受けてます。
綺麗だが薄っぺらい言葉を並べ立てた誉め殺しにあった
前の話と連続するんですが、言行不一致な誉め殺しは全然嬉しくないんですよ。
もしかするとされた事があって分かる方もいるかもしれませんが、癪に触る営業ってあるんです。
そのひとつが上っ面の言葉を並べ立てて誉める行為なんですが、なぜこれが癪に触るかというと、度が過ぎると「単純だからこいつはこう言っておけば喜ぶだろう」という心の底が見えるからです。
で、今回のはこれだったと。
心を許せていた友人に久しぶりの再会でこれをされるとそりゃ萎えますよ。
にも関わらずワリカンだった
これはネタ的な感じで要点に含めていました。
実は、色々と稼いでいるアピールがあったみたいでして。
しかし考えてみれば、そりゃ時間割いて交通費出して会いに行ってお店入ったら、終始勧誘で、稼いでますアピールもあって要らん誉め殺しもあって気分も最悪で。
テメェの都合の為に今日一日とったんだからこんな話で終わるならランチ代ぐらい奢れよ?ってなっても不思議じゃないです。
時間はめちゃくちゃ大事です。
時間はお金では買えませんからね。
だから、デキる人ほど時間を大切にします。
そして、仮に自分都合の話をしてしまったのなら"ここは奢らせて"の一言が出ればまだ救いはあったのですが、それすら今回無いと。
わからない人には一生わからないのですが、"奢る"という行為は感謝の気持ちも表します。
汗水垂らして得たお金を使うわけですからね。
そして奢る相手も慎重に選びます。
ちなみに、奢らない人は貧乏になっていくと思っています。
前述のとおり奢ることはお金を使うことですが、お金を使うことでその人と会った価値があったかどうかを考えられるんですね。
無ければ今後は二度と行かなくなるわけでして。
で、一見奢るとお金が出ていって貧乏になりそうと思いがちですが、実はその逆だったりするわけです。
これに関しては、分かりやすく面白い記事を見つけたので紹介させていただきます。
記事によると、奢る習慣がない人は、奢ることによる分析や判断を冷静に出来る機会を逃しているのと、そういった取捨選択をないがしろにしている可能性があります。
その取捨選択は情報社会である現在かなり重要なスキルでして、それがないと簡単にカモられてお金を巻き上げられるわけです。
だから、奢らない人は急速に貧乏になっていくわけです。
情弱ビジネス…色々なところにありますもんね。
怖い、怖い。
で、僕からするとこういった形で呼び出したのであればまず間違いなく奢ったほうがいいと思いました。
でないと、好き勝手自分の都合は押し通すけどそういう都合の悪い時だけ友人面をする人間ですよってアピールしてることに他ならないですからね。
間違っても、そんな人から勧誘された商品は買いたくないです。
喫煙禁止の路上でタバコを吸い始めた
本当に相手の幸せを願っている人、一緒にいる相手のことを考えられる人であれば、自分の行為が周りからどう見られ、一緒にいる相手にどんな影響を与えてしまうかまで配慮できたりするんですよ。
タバコのマナーは年々厳しくなっている気がしていて、愛煙家の方は肩身が狭い思いをされている事だと思います。
ここでは、禁止されている路上タバコについてとやかく言うつもりはありません。
例えば、確かタバコの先端は800度近い高温になり、成人女性がタバコを持った手を自然に下ろすとちょうど子供の顔の高さになることが多いです。
不注意で子供の顔に当たった…なんて考えるとゾッとするわけですが、吸っている時の状況がわからないのでそういった言及は今回しません。
ですが、彼女が友人と会った場所は都内の繁華街です。
確実に周りに他の人がいるわけです。
そんな状況でおもむろに路上喫煙を始めようものなら、どんな目で周りに映るかを少しは気にしてもいいでしょう。
ましてや、ただ隣に一瞬にいるだけで同じような目で見られる彼女をことを考えるのならば、間違いなくどんなにタバコが吸いたくてもそこでは吸いません。
そんなに路上とか好きな場所で好きな時にタバコを吸いたいのであれば、それが当たり前の場所でやってください。
日本は、タバコは指定の場所で吸いましょうね?というルールを設けました。
その秩序を守っている愛煙家の方が圧倒的大多数です。
秩序を重んじる人がいるからこそ成り立っているわけでして。
ちなみに時代が変わって昭和とかでは、タバコはJTを中心とした一つの産業でした。
みんな、タバコを吸いましょうね!と言われていた時代もあったわけです。
今は健康リスクやマナーなどなんやかんやあって衰退していますが、タバコを吸う事を推奨された社会もあったわけです。
世界を見渡せばそんな国はまだまだたくさんあると思いますし、別に渡航を禁止しているわけでもないので、その国に移住すればこんなことを言われずにすみます。
こんなストレスとは無縁の国です。
ここまで振り切れれば、今はネットがあればどこへでも繋がれるので一つのコンテンツになるかもしれないですね。
脱線しましたが、同じ愛煙家で秩序を重んじる人が圧倒的に多いから成り立っているんです。
そこをどうかお忘れずに。
だから"アムウェイ"は嫌なんだ
アムウェイを"アムウェイ"としたのは、メンターなる人がアムウェイビジネスのスキームとしてそういったことを推奨してくる構造と、企業としてのアムウェイを区別したかったからです。
で、言わずもがな僕が嫌いなのは前者です。
これまでにつらつらと宣わせてもらったことを平気で、まだ右も左も分からない社会に出たばっかりの若い子に伝播させていくメンターなる人間が嫌いです。
まぁ、その人もメンターがいるわけなので、もしかするとその人自身も被害者である可能性がありますが。
タチの悪さ
"アムウェイ"はよく、人間関係をぶち壊すマルチ商法だと言われます。
悪意があり、恣意があれば、ここまでこの方法が引き継がれてこなかったのでしょうが、タチが悪いのは、これを善意と勘違いをさせてやらせることにより一部の人には圧倒的な洗脳力をもつことです。
今回もそれです。
それが既存の人間関係をことごとくぶち壊し、結果として"アムウェイ"をやっている人間関係しか残らず、片一方からの意見しか入ってこない世界にどんどん身の回りが移ろい、泥沼にハマります。
これをメンターが許し、扇動しているから"アムウェイ"は嫌いなんです。
まともな人から嫌われるんです。
距離を置かれるんです。
元々、勧誘してくるやつらは、友人のような元々持っている不平不満をキッカケにしてそういったビジネスを"綺麗な世界""自由な世界"だという風にチラつかせ、足を突っ込ませる事が多いのです。
情弱と衰弱がターゲット
そのターゲットとなる事が多いのは、社会に出て数ヶ月から数年の若い子たちです。
慣れない仕事に、やれ責任感だ、やれブラックだ、やれパワハラだ、とストレス目白押しのサラリーマン生活を送って未来に絶望している子ですね。
あと、自分で考えられない子もヤバいです。
ちなみに、未来をより良くするために行動することは素晴らしいことですよ。
それは間違いないです。
僕もサラリーマンではないですし。
サラリーマンで生活することだけが人生じゃないですし、好きな事で生きていくことができるのが今の日本です。
世の中よく見ると「え!?これで生計立ててるの!?」って人いっぱいいますよ?
しかも今やっている”アムウェイ”より遥かに人を幸せにできたり、お金持ちになれたり、自分の価値観を満たしてくれますからね。
今は特にそんな風潮が流行ってますが、流行りのものだけでなく地に足ついた古くからのビジネスについても勉強してみるのも一つの手だと思います。
淘汰されず残り続けてきたビジネスは、それ相当の理由があるわけで、それを知るだけで世の中のことが180度変わって見えます。DJ社長もこの動画で熱く伝えてますよ。
Twitterを開けば界隈ではネットビジネスがうじゃうじゃしており、僕としては本当に人を幸せにしているならなーんも文句はないのですが、その建前を逆手に取り、弱者を騙して沼に引き摺り込むのが許せないだけです。
特にそういった人たちは"笑顔"とか"幸せ"という綺麗な言葉を好んで使いたがるんですが、薄っぺらいんですぐにメッキが剥がれるんですよ。
いやほんとに。
ニセモノの見分け方
本当にそう思って動いている人は言行一致していますし、何より発言に重みがあるんですね。
具体的にこれ!という特徴を挙げるのは難しいのですが、強いていうならば"違和感"ですね。
僕はその感覚を大事にしています。
"違和感"を感じるかどうかですね。
ここを養う方法なんていくらでもありますよ。
更に長くなってしまうので簡単に言いますが、ネットに良記事なんてゴロゴロ落ちてますし、動画のコンテンツもあります。本もあります。図書館に行けば無料で読み放題です。
そして、思考することです。
つまり自分の頭で考えることです。
人の言ったことを鵜呑みにせず、調べてみて考えてみるのです。
で、利害関係が無い信頼出来る人に相談してみると更に良いですね。
最初は難しくても慣れれば"毎日歯を磨く"ように考えられるようになります。
その上でその道を選ぶのは自由です。
その人も僕から言われる筋合いはないでしょうし、僕もバイネームで晒すつもりもないです。
ただ、矛先が僕の大切な人に向けられた時は話が変わってくるのでこうやって筆を取らせていただきました。
最後に
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
彼女もショック受けてましたが、同時にその友人のことを心配もしていました。
数か月後か数年後か…いつか気づいて、また楽しくお話が出来る日がきたらいいなと話しています。
彼女は、そのあたりの価値観はしっかりしているので一通り悲しんだ後ケロッとしてラーメン食べてました。
きっともう大丈夫だと思いますw
長々と失礼しました。